新LTSが公開され半年経過でバージョンアップ
Linux の Ubuntuを大柄なノートPCにセットアップして、サーバーとして利用していましたが、18.04 LTS から20.04 LTS にバージョンアップしたら動作中に止まるらしく、リモート接続していても NFS でリモートディスクとして利用していても固まってしまいます。
画面の蓋開閉が原因かと設定直すも効果なし
ディスクトップを開いて作業していれば問題はなく、画面を閉じると停止してしまいます。そのため、画面を閉じてもサスペンドやファイバネーションが起動されない設定を行いました。それでも20分で停止します。
ネットの記事を頼りに色々と試すしかない
ネット検索すると同様の条件で苦労しているらしい人達の情報に行き当たります。アメリカとどこかの国で、何かの会議で可決されたエコの対象として自動的に停止するようにしなければならなくなったとか、の改悪らしいことが書かれていました。
1時間や半日とか処理に掛かるのは一般的なものですが、勝手に止まってそれを復旧するために時間が取られ、止まらないように付きっ切りで監視しているのがエコとは思えない、ギャグのような本末転倒な行為ですけど、その様な改悪がバージョンアップで起きてしまっていることに驚きです。
システムを自動停止させる設定を外部から操作できない
バージョンアップ前の 18.04 LTS では、システムの処理が停止しないように設定するための画面操作があって、そこで問題無く思うように設定できたのですが、20.04 LTS にバージョンアップしたらその様な設定項目が見付けられませんでした。ネット情報によると変更できないように設定アプリを取り除いたらしい事が書かれていました。
使い物にならないバグだと思ったら…
サーバーが勝手に停止してしまうバグだと思ったら、それが仕様だったとは驚き、その仕様を作成した人達の脳味噌のシステムパグだったと言うことですよね、更に驚きでした。
有効な対策の紹介記事に辿り着く
対策を日本語で紹介してくれる場所に辿り着きました。リンクの埋め込みには失敗しましたが、次にURLを示します。結果は良好で停止すること無く稼働していることが確認できました。
実施した対策内容
その書かれていた systemd の対策を実施しました。結果として問題ないようです。
$ sudo systemctl mask sleep.target suspend.target hibernate.target hybrid-sleep.target
Created symlink /etc/systemd/system/sleep.target → /dev/null.
Created symlink /etc/systemd/system/suspend.target → /dev/null.
Created symlink /etc/systemd/system/hibernate.target → /dev/null.
Created symlink /etc/systemd/system/hybrid-sleep.target → /dev/null.