ラズパイの利用について

最近は、色々な記事や書籍が溢れている Raspberry  pi ですが、皆さん利用していますか、と言うか遊んでいますか。
私も国内で最初に紹介され販売された頃に、初期の B  や B+ を購入し、家屋内の共有サーバーにでもしてみようかと 触り始めたのですが、一部はバックアップサーバーとして動作しています。
Raspberry pi (以降ラズパイ)も大ブレークしたようで、高性能なラズパイ 2 や 3 が販売されたようです。オプション的な周辺機器の追加なしで、無線LANやブルートゥースの利用ができるなんて想像していませんでした。
最近では周辺機器やアクセサリー類も多種多様な物が多数出ていて圧倒されてしまいます。選んで組み合わせるだけで色々な物を作れそうな気がします。
私は早くから手を出していた割には思うように利用できていませんね。全く情けない限りです。使い始めた頃の初期版は処理能力にちょっと非力な感じがして、共有サーバーとか夜間に細々と自動でコピーするようなバックアップサーバーが適当かと考えていました。
数年前からネットに公開している このWebサーバーですが、最初のものは、IOデータのLANTANKと呼ばれるものでした。自作NASキットのような位置付けで、ミラーディスクで運用できる製品でした。(wikiによれば、10年ほど前の製品です)
その後、古くなったLinuxカーネルを最新に近づけたいのと、小型化及び、ディスク容量の増加を狙って機種の変更を行いました。それが、通称 Link Station mini と呼ばれていた製品で、裏面のシールには BUFFALO LS-WS1.0TGL/R1 と表記されています。 この時点で内蔵ディスクが、 3.5インチの大きな物から 2.5インチの小型HDDのミラー構成になっています。
今となっては、その後SSDが普及したこともあって昔のイメージを拭えませんね。さすがにLinuxカーネルのバージョンも古くなって来ているので、公開サーバーからは引退していますが、家屋内の共有サーバーとしては現役のまま稼動しています。それと、ipv6に対応できていなかったのも引退の理由です。
そこで Linuxカーネルのバージョンを順調に上げながらDebianの派生Raspbianとしてサポートしているラズパイなので、セキュリティ対策も申し分なさそうです。そんな訳で公開するWebサーバーにしようと目星を付けたのですが、明らかに公開していたminiよりも動作が遅い、ディスクのインターフェースもUSB2.0だし、LANも100Mbpsだし、これでディスクミラー化はいくら何でも無理がありありだと思い留まりました。
そして代替の一時しのぎに駆り出されたのが、PogoPlug E02です。調べるとハードに対応する armel は、 Debian 最新のJessieがリリースされていて、カーネルは、3.18.5 と 4.x 代の物が選択できるようでした。説明が当然のこと日本語で入手できないので、安心できそうな古い 3.18.5 の物を選択してセットアップしました。丁度一年前くらいに作業していて、2015年7月下旬に Link Station mini から PogoPlug E02 にバトンタッチしました。
ここに立ち寄っている人は、遅いサーバーだと思っていることでしょう。自分でも思いますが、実際に遅いです。そして乗り換えついでに このblogの追加も行いました。
今年度の目標ですが、Web公開サーバーを Raspberry Pi 2 に置き換えての運用を目指します。当初の移行を躊躇した遅い初期版のラズパイは、ラズパイ2 を入手して入れ替える予定です。サーバーとして稼働させて、利用するクライアントのブラウザから体感的に感じるほどの成果があるのでしょうか、とても楽しみですね。
実は、目指すラズパイ2 を利用したWeb公開サーバーですが、家屋内の共有サーバーとしても利用するつもりで考えていて、手作りUPSもどきを組込んでいます。実際にはAC電源の供給を検知して、一定時間経過後に必要なデータやデータベースを安全に終了する必要がありますが、その辺りが何も出来ていません。
充放電の核になる充電池は、単三型のニッケル水素充電池を8本使っているので、容量的には贅沢な構成になっています。
目指す新筐体は、現状でもサーバー稼働中に、AC電源を引き抜いても継続して動作することは確認できていますが、ホームネットワークのゲートウェイや光ファイバの終端装置、それと家屋内のHUBの電源までは考慮していないので片手落ちですね。