ネットのプロバイダー変更

ラズパイ1B+のネット共有サーバー化は、少しずつ進めていますが、並行してこのブログサーバーや家の中のネットワーク環境の整備も進めなければいけません。

昔、電話回線経由のモデムで接続してパソコン通信のような使い方が主流だった頃から、@niftyを利用していました。

高速で通信が出来る環境が少しずつ地方にも行き渡り始めて、光ファイバーかメタルのADSLかで騒がれ出した頃に、満を持してADSLに申し込んだのですが、何とこの地域はNTTの庁舎から少し離れているらしく、直接メタルで繋がっていないようで実現しませんでした。

少しモヤモヤとして待つと光ファイバーが近くまで敷設されて、フレッツ光になりました。昔の事は記憶から薄れてしまいましたが、多分その頃から厚く溜まったアルバムの写真を始末したいと考え始めて、勤めていた会社の仕事からLinuxやサーバーの知識も増え、Webサーバーを立ち上げようと考え出して今に至ってます。

その後のネット環境ですが、当時のフレッツ光の時には、宅内のルーターがOKI製の物でした。世間では盛んにIPアドレスの不足が議論され、ipv6が騒がれていた時代だったようですが、何故かNTTでは ipv6 がオプションで有料でした。

サーバーを宅内に置いて、一応外部にも公開しているので、今後のことも考えれば ipv6 環境でも動作の検証が必要でした。しばらくしてプロバイダ料金も含めて光の接続料金が安くなるので、KDDI に乗り換えました。

KDDI は、ipv4 、 ipv6 共に環境は良く、ストレス無く最高の利用環境でした。時代は変わり技術が向上したから、多分どの通信業者でも問題はないだろうと考えるようになりました。後にこれが大きな間違いだと知ることになります。

会社に勤めていた頃は、会社の携帯電話を使っていたため、個人で電話を持つ必要がなかったのですが、退社して安い携帯電話としてウイルコムの PHS を使い始めました。その後ワイモバイルになり親会社がソフトバンクになったわけです。

携帯電話は、家族を含めてスマホに変わり、ソフトバンク光だとスマホとの割引が行われ、トータルの維持費が安くなると勧められて、その気になってしまったのが大きな間違いでした。

ソフトバンク光は、ほぼ二年間の利用でしたが色々な場所で最悪でした。まず最初に、家の中の稼働サーバーに合わせてルーターのプライベートアドレスを変更しようとしたら、そのセグメントアドレスは内部で使用のため変更できないとエラーになりました。仕方無くサーバーの固定アドレス全てを順次変更して落ち着くまで時間も掛かり大変でした。

その後、公開用サーバーとしても稼働させたこともある ipv4 でしか動作しない古い Linux のネット共有サーバーが、DHCP サーバー機能としても稼働していましたが、老朽化で故障しました。仕方無くソフトバンク光のルーターでDHCPサーバー機能を使うことになりましたが、DNSサーバーアドレスを設定できません。自分以外をDNSとして認めない設計です。

実にこれには困りました。故意なのか常時接続のはずなのに、できるだけ通信させない仕様のようで、DNSとしての機能を放棄してしまいます。インターネットでネームサーバーからIPアドレスが引けなかったら通信が始まりません。転送速度が早いとか遅いとかの次元の前の話です。

ソフトバンク光って、NTT光回線を借用しているので、NTTに気兼ねして通信をさせないように意図してしているのか、NTTに弄ばれているのかは判断できませんが、昔のパソコン通信以下です。スマホで検索しようとすると WiFi は、インターネットに接続していませんとなり、仕方無く 3G/4G の外部通信を使うか、ルーターをリセットして再立ち上げするかしか無く、1日に5回もリセットする日もありました。

スマホって小さくて身近にあって、思い付いて検索できたりニュースが見られ、本来非常に便利なはずなのに家の中に居て WiFi に接続できる環境なのに、有料の通信を利用させるのって詐欺じゃないでしょうか。

普段使いのノートPCや宅内に置かれた Linux サーバー類は、自分自身で DNS をサービスしているので、特に問題なくインターネットに接続できていますが、最近では一番利用頻度の高い身近なスマホが利用できないのには参りました。

スマホを利用していて、少し間が開くと節電で画面が消えますが、また起動するとWiFi はインターネットに接続していませんと警告を表示して役に立たなくなってしまいます。自分で DHCPサーバーを立てようかと悩んでいた時に誘いがありました。正に渡りに船ですよね。

今現在は家の中に3本の光ファイバーが敷設されています。一昨日NTTの業者が工事して接続して帰りましたので、その夜から電源を入れルーターを触り始めて、昨日には載せ替えの目処がたち接続を変えました。今現在はブラスト光に接続しています。

あまりにソフトバンクの環境が酷すぎて、よく調べないでブラスト光に契約してしまいましたが、これも親会社がソフトバンクらしいですね。ちょっとネットを見たら色々書かれているようで先が心配になりますが、今の所ネットへの繋がりは良さそうです。

ルーターも最近話題の中国のファーウェイ製の高機能ルーターで、HG8045Q とかです。色々な項目が設定できるようで、設定の仕方がわからないのでネットから情報をゲットして操作しました。当然ですが、DHCPサーバーの設定ではDNSサーバーのアドレスも設定でき、スマホも快適に WiFi に接続できています。

ついでに、プロバイダが変更になるため、ipv6 のアドレスが変わるのでその修正も含めて、昨日から宅内設置のサーバー類のDNSサーバーを見直しています。今まではサーバーで個々に定義設定していたものを1箇所の master のゾーンを変更して、他の slave に自動転送する念願の設定に移行しました。

公開しているWebサーバーも特には問題なさそうに見えます。借りている DDNS も引けているようだし、ipv4 / ipv6 のアドレスも更新できているようでした。

その公開Webサーバーの話ですが、今では外部のサーバーを借りて、クラウドでシステムを立ち上げるのが主流になっています。私は古い人間なので、借りた場所に組み込んで維持するのには安心ができません。会社組織で管理して、人が脈々と受け継がれていくのなら問題ないでしょうが、個人で管理している場合は、病気や怪我で入院や死亡もあるので、自宅に置いておくのが一番だと思っています。

今公開しているWebサーバーも、何代か置き換わりながら稼働しています。ちょっと非力ではありますが、稼働している Debian Linux もセキュリティアップデートも行って維持できています。いつまで現状の PogoPlug が稼働できるのかは分かりませんが、しばらくこのままかと思います。