ラズパイで ネットチューナー

長く生きていると誰にでもじわじわと押し寄せる老朽化ですが、私の頭もご多分に漏れず処理能力がかなり落ちていると思います。処理は遅いし途中で別の優先事項が割り込むと、元の作業が長期中断したり継続の見込みのない保留になったりしています。

仕掛り中のラズパイ1B+のネット共有サーバーも少し保留で、1年以上前に設定して有効な利用もないまま据え置かれたラズパイがあり、こちらは妻が使用しているステレオに接続して試用をして、その後そのまま据え置かれていました。

ラズパイに専用のDACを重ねて、ミュージックサーバーの専用OS – Volumio2を入れて利用する物です。WiFi経由でネットに接続したら音飛びが酷くて、経過見で置かれてそのままになってしまったようです。忘れましたが、WiFi機能があるのでラズパイ3B でしょうね。

ラズパイもサーバーとして長く稼働していると、原因が相性なのか性能なのか不明ですが、 SD のシステムやデータが壊れるのを度々経験していて、ちょっと心配です。そんなこともあって、相性が良いと評判の東芝製 microSD をわざわざ購入して設定しました。今回は稼働したまま1年以上置かれていましたが、壊れてはいませんでした。

妻が独身時代から利用していたステレオが老朽化して、電解コンデンサや機械的に可動するボリューム類も対応不能な状況になって、当時手軽な価格でネットで購入できるメインアンプとしてマランツの PS3001 を購入しました。これが、接続もされないままひっそりと片隅に置かれたままになっていました。

それをバックグラウンド・ミュージックのシステムとして使おうと考えて、スピーカーも購入していました。邪魔にならないように静かに音が流れるだけの環境での使用なので、大きなスピーカーの必要もなくて安い手頃なものを購入していました。これが今回は日の目を見ることになりました。

自分の部屋にマランツの大きくて重いアンプと小さな Volumio のラズパイを運びスピーカーを接続しました。日の目を見たミュージックサーバーは何の問題もなく音を出し始めました。

1年以上前にセットアップしたシステムなので、当然のように新しいシステムが提供されていました。悩むところですが今後のこともあるので、経験としてアップデートしてどのような結果になるのか興味があるし知りたいところです。そんなわけで、Volumio2 システムのアップデートも試してみました。

見た目は問題なくアップデートできたようです。この時点で止めといても良かったのですが、ネット上には NHK のラジオを組込む記事なども見付けることができ、プラグインを2つ組込んで対応できたようなので試してみようと考えました。
プラグインの組込みを実行すると、どれを選んでも同じエラーになります。古いシステム情報との競合のようです。ssh でログインして、update や upgrade を試してみましたが、システム全体の作りが元は同じ raspbian を使用しているもののモジュールの更新は考慮していないようです。

そこで最初からのクリーンインストールを試して、動作の違いを検証してみようと思い立ちました。そこで問題なのが選択してせっかく作った playlist を保存しておき、最新の Volumio2 のインストール後に戻すことができるかです。

置かれたディレクトリの情報をネットで色々と調べました。でも肝心なディレクトリの情報になかなか辿り着けないで困りました。

全てがそうなのかは分かりませんが、ルート下の data ディレクトリに置かれているようです。例えば、/data/playlist/ の中に、オーナーが volumioユーザーとして、プレイリストのタイトル項目毎にファイルとして分かれて置かれていました。

リモートで作業しているノートPCから、scp コマンドで取り出すことも、戻すことも問題なく出来るようです。例えば、保管用のディレクトリを確保してから、次のようなコマンドで取り出して、新しいシステムをセットアップします。

$ mkdir -p ~/volumio/playlist
$ scp -r volumio@192.168.22.33:/data/playlist/*  ~/volumio/playlist/

作業しているノートPCの volumio/playlist/ に取り出せているので、新しいシステムをクリーンインストール後に、戻すために scp コマンドを利用します。

$ scp -r ~/volumio/playlist/*  volumio@192.168.22.33:/data/playlist/

最新の Volumio2 をセットアップした後で、悩んだことをメモしておきます。それは基本的なことで、ssh したかったのにできなくて困りました。1年前もたしか悩んだような記憶があります。方法はブラウザで、Volumio の /DEV にアクセスして、ssh を有効にする [enable] ボタンをクリックすることです。

なお、初期値のパスワードは、volumioroot も ‘volumio‘ になっているので置き換えを実行しておきます。

最新版の Volumio2 をクリーンインストールしたので、できなかったプラグインは問題なくインストールまでできました。しかし、ネットで紹介された手順の途中で、:9000 番ポートにアクセスして操作するように説明されているのですが、そのポートでは機能が待ち受けていないようで、この作業は保留になりました。

暇ができたら頭の体操としてこの続きを進めたいと思いますが、ただのネットチューナーとしてだけでも十分なバックグラウンド・ミュージックサーバーとして働いています。この先も暇などできないと思うのでこの件は長期保留ですね。

最初からリストされている多くの放送局は動作保証されてませんが、感覚的には半分くらいはまともに機能しているようで、日本の歌謡曲やアイドルの局を流している放送局もあります。時折少し訛った日本語で日本の天気予報や鉄道情報が流れるのもありましたし、曲目や歌手名が漢字で表示されるのもあります。

バックグラウンドで適当に色々な曲が流れるのは私の性に合っているのかもしれません。特に信仰する歌手や曲があってこだわるわけでもないので、わざわざ選んだり入替えたりする手間も必要なくとても合理的です。今はこんな曲が欲しいと大雑把に放送局を選ぶだけで事が済みます。

音量のボリューム操作や放送局の選択は、離れたPCからのブラウザ操作でも、スマホからの操作でもできるし、もし必要なら曲名やアーティスト名の確認も簡単な内容ですが一応できます。今現在は、こんな曲もあったよなぁ〜と思うような懐かしい青春時代の曲が次から次へと流れています。

家に置かれたアナログの固定電話でもバックではデジタルのネットワーク経由だし、すでにラジオも時代は電波を使って放送する時代からネットワークを経由する時代に移行しているのですね、有料放送の NHK はこだわりから時代に遅れてますが今後どうなるのでしょうね。
放送局は、聞ききれないほどの選択量があるので、飽きたら変えるとか気分で変えるとか、良い悪いの判断は一度選んでみないと分からないので、埋もれる局が溢れてます。

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