(再)ラズパイ3 のセットアップ(2-3)

  1. 以前から稼働しているサーバーと同じユーザー名 =UID で操作を統一したい
  2. Raspbian を microSD から元々の USBハードディスクに移行する
  3. できるだけ過去の蓄積データを継続で利用したい

モニタの 3.5インチLCDディスプレイがセットアップできているので、最低限のパッケージの導入から進めようと考えています。
なんてったって最大の問題は、勝手にアップデートされてしまい、壊れてしまうことです。一般的な Linux ってインタフェースが変更になるような大きなパッケージ更新については、意識してアップグレードしない限り実行されないと思ってました。色々なディストリビューションとの長い歴史の中での経験則ですが、Raspberry pi の Raspbian に関しては経験が活きない異端児なのかもしれませんね。
デスクトップとしてセットアップして、サーバーとして使うことが想定外の使い方なのでしょうね。うぅ〜ん困ったものです。何を行えば勝手な更新が止められるのか不明です。
壊れても短時間で復旧させられるように、情報を整理してまとめておいて、機械的な流れで復旧作業できる環境を作っておく必要がありそうです。


Raspbian は、操作を全て pi ユーザーの UID : 1000 に統一して、構成されています。色々なディストリビューションが一般的に最初のユーザー登録で、UID : 1000 から登録されますので、例えば既に稼働しているサーバーは sunao ユーザーを UID : 1000 に登録して運用しています。
何が問題かというと、大量に管理しているデータを、各サーバー間で自動転送して、バックアップしながら管理している事を考えたとき、 rsync で単純にコピーすると各ファイルのオーナーは UID の番号で管理されているので、同じ UID なのにサーバーが変わるとファイルの所有者名が異なって扱われてしまう事になります。
ネット共有ディスク samba の扱いでも同様に、ファイル所有者 UID の扱いが問題として発生します。そこで、再セットアップ中のラズパイ3 で、ユーザーファイルを vipwコマンドで編集を行い pi ユーザー名の箇所を sunao ユーザー名に変更してみました。ただし、グループファイルは、pi グループが色々な箇所で定義されているようなので、不具合が出る可能性が高く、そのままの状態です。
 sunao – uid:1000 / pi – gid:1000
 pi – uid:1001 / pi – gid:1000
と変更してみました。


次に microSD から USBディスクに移行する作業は、実機のラズパイ3 上では出来ないので、Linux が稼働しているノートパソコンで作業しています。 microSD をラズパイ3 から取り出して、USBディスクと一緒にノートパソコンに装着し、一応コピー元とコピー先のファイルに関しては、fsckコマンドでエラーがない、あるいはエラーの修復を行った後に、両方のファイルをマウントして作業しています。
microSD (8GB) に作られている Raspbianシステムを、外付けの USBディスクに移しますが、移行先は、既に利用していた USBディスクなので、パーティション構成や今まで使っていたデータ自体も入ったままになっています。移行するのは新しく再セットアップした microSD のパーティション2 から 外付け USBディスクのパーティション2 へコピーが終われば完了です。
オプションに –delete を追加した rsyncコマンドでコピーします。既に作業に使用するマウントポイントは作成されていたものとしています。
ノートパソコンに装着すると自動マウントされてしまうので、適切にアンマウントして、次のように作業します。

# mount /dev/mmcblk0p2 /mnt/work   ……microSDのパーティション2
# mount /dev/sdc2 /mnt/bkup     ……USBディスクのパーティション2
# rsync -av --delete /mnt/work/ /mnt/bkup/  ……システムのコピー
# umount /mnt/work
# umount /mnt/bkup
# mount /dev/mmcblk0p1 /mnt/work   ……USBディスクから読むための修正
# cd /mnt/work
# ls        ……bootディレクトリの確認
# vi cmdline.txt  ……次で項目で説明しているのと同じ修正を行います
# cd
# umount /mnt/work

さらに修正が必要なのは、microSD からコピーされた USBハードディスク上に記述されているパーティションのマウント情報ですが、正常に立上げが行われた時には、 /etc/fstab に対応するファイルになります。
今回の場合は、USBディスクのパーティション2 の etc ディレクトリに置かれているので、自分自身のパーティションが、ルートファイルシステム( / )としてマウントできるように、指定の記述方法は、 /dev/sda2 でも  blkid でリストされた UUID= でも PARTUUID= でも、ディスクのパーティションが識別できればマウントされるので、そのように修正します。

# mount /dev/sdc2 /mnt/work
# vi /mnt/work/etc/fstab
proc                         /proc    proc    defaults   0   0
PARTUUID=bcacf1da-01         /boot    vfat    defaults   0   2
UUID=86782691-13d8-429a-a015-3e010d6e7248  / ext4    defaults   0   1
# a swapfile is not a swap partition, no line here
#   use  dphys-swapfile swap[on|off]  for that
# umount /mnt/work 

作業していた microSD と USB外付けディスクをノートパソコンから外して、ラズパイ3 に装着して電源を入れると、USBディスクからの立上げが行われます。


ラズパイ3 が正常に立上がると、LCD のドライバとかコマンドが入っているディレクトリ(~/LCD-show)に移動して、色々な操作が出来ますが、この中に置かれている cmdline.txt のルートファイルシステム (Raspbian OS自身) の読み込み先が、 microSD カードの /dev/mmcblk0p2 のままになっているので、現在は構成が外付けの USBディスクからの立上げに変更になったので、 /dev/sda2 に変更しておかないとこれをコピーされて再起動できなくなってしまうので注意します。

$ cd LCD-show/
$ vi cmdline.txt
dwc_otg.lpm_enable=0 console=tty1 console=ttyAMA0,115200 root=/dev/sda2 rootfstype=ext4 elevator=deadline rootwait fbcon=map:10 fbcon=font:ProFont6x11 logo.nologo
 次の作業は、USBディスクに作られている過去からの複数のデータが、立上げプロセスで自動マウントされていますので、マウントポイントを作ってからマウント情報の /etc/fstab を適切に編集して、システムの立上げでマウントできるようにします。

(再)ラズパイ3 のセットアップ(2-2)

  1. 最新 raspbian の microSD への導入
  2. 最低限の設定と確認作業
  3. 秘密鍵、公開鍵ペアの扱いに関して
  4. 3.5インチLCDディスプレイのドライバ導入

新規にセットアップを始めたラズパイ3ですが、ゆっくり時間を掛けて対応できていないので、作業がなかなかはかどりません。
セットアップしたラズパイシステムは、最新と思われるバージョンで、8GB の microSD に /boot パーティションと、システム本体が含まれる / パーティションの 2ファイルが含まれる単純なもので、NOOBS を利用しないで直接書き込みました。

$ uname -a
Linux Rpi3-com1 4.9.41-v7+ #1023 SMP Tue Aug 8 16:00:15 BST 2017 armv7l GNU/Linux

昔のバージョンでは手作業で色々な箇所を変更しましたが、最新では、デスクトップのメニューから リファレンス → 設定 で、ホスト名、ロケールの設定、それと日本語化が完了した状態です。ここでパスワードの変更も行っているので、パスワード認証による sshリモート作業も一応出来るようになっています。
そして、数日間稼働させていても問題が無いことが確認できたので、鍵認証に移行させて、必要な byobu/screen の追加とメールの設定を行います。
ファイルは書き換わっていると思いますが、一応ホスト名のファイルを確認してみました。

$ cat /etc/hostname
Rpi3-com1

こちらのファイルも最後の行が設定されていないと、エラーメッセージが出るようです。

$ cat /etc/hosts
127.0.0.1       localhost
::1             localhost ip6-localhost ip6-loopback
ff02::1         ip6-allnodes
ff02::2         ip6-allrouters
127.0.1.1       Rpi3-com1

鍵認証に関しては、ログイン先となるサーバーのログインユーザーの /home/<user> ディレクトリ内に .ssh デイレクトリを作成して、ログイン元となる操作側PCの秘密鍵と公開鍵ペア公開鍵authorized_keys ファイルにコピーします。実際の作業的には、普段 sshログインして作業している他のサーバー内に、既に作成されている実績のある authorized_keys ファイルをコピーして利用しています。.sshディレクトリと authorized_keys ファイルの実行権限はそれぞれ 700 と 600 に設定しておきます。
他のサーバーとの間で、cron / rsync 利用の自動転送によるバックアップを行わせるために、セキュリティ上問題だと一部で言われることですが、各サーバー間のrootユーザーでの作業を行わせるために、パスフレーズ無しでお互いに ssh ログインが出来る設定を行います。
他のサーバーの秘密鍵をコピーしても利用できそうですが、セットアップ中のラズパイ3 の root で操作して、鍵ペアを次のような操作で生成させます。

# ssh-keygen -t rsa
Generating public/private rsa key pair.
Enter file in which to save the key (/root/.ssh/id_rsa):
Created directory '/root/.ssh'.
Enter passphrase (empty for no passphrase):
Enter same passphrase again:
Your identification has been saved in /root/.ssh/id_rsa.
Your public key has been saved in /root/.ssh/id_rsa.pub.
The key fingerprint is:
SHA256:eGFZ6pD........JdP3VHgJw root@Rpi3-com1
The key's randomart image is:
+---[RSA 2048]----+
| .oo+.. oo.. o.. |
|  .++..o +o E   .|
...
             . o  |
|             .   |
+----[SHA256]-----+
# ls -al .ssh
合計 16
drwx------ 2 root root 4096  8月 23 10:14 .
drwx------ 5 root root 4096  8月 23 10:14 ..
-rw------- 1 root root 1679  8月 23 10:14 id_rsa         … 秘密鍵
-rw-r--r-- 1 root root  396  8月 23 10:14 id_rsa.pub     … 公開鍵

後は同様に、他のサーバーへのログインや、他のサーバーからのログインに対応するように、お互いの公開鍵をサーバー間で、 authorized_keys ファイルにコピーしておきます。
ある程度リモートログインに実績が出来て、問題が無いようならセキュリティ向上のため、鍵認証だけの認証にするため、パスワード認証を制限する設定に変更しておきます。


このラズパイ3 には、1年ほど前にアマゾンから購入した 3.5インチ LCD が装着されているので、最新のドライバをセットアップしておきます。購入した LCD は、『Kuman 3.5インチ ディスプレイ タッチパネル Raspberry Pi 3B 2B/B+/A+ /A/B/Zero に適用 320*480 解析度 保護ケース ヒート ¥ 3,200』 となっていた製品で、検索すると英語のページですが、ドライバのダウンロードが出来るページがあります。中国か台湾かはわかりませんが、製品本体はWaveshareという会社の製品らしく、操作性も含めて事細かく解説されています。
LCDモニタのページ 提供されている3.5インチLCDモニタのドライバと使い方
説明されたページの一部に、ドライバのダウンロードとセットアップ方法が、次のように記載されています。バージョンの違いなのか差異がわかりませんが、2種類掲示されています。

Method 1. Driver installation

Description: The drivers are not available for NOOBS or any system installed by NOOBS.
If the touch screen doesn’t work properly, please install the driver: LCD-show-170703.tar.gz, but not LCD-show-161112.tar.gz.

1. Configure your Pi:

sudo raspi-config

Set as:

  • Select Expand Filesystem.
  • Boot Option -> Desktop Autologin (may differ depending on Raspbian revision)

2. Copy the driver (choose the driver according to your OS) into your OS then Run the following commands:

tar xvf LCD-show-*.tar.gz
cd LCD-show/

Install the driver and it toggles the mode to LCD display: Note: Net work connection is required while installing driver to your Pi, or else the touch won’t work properly.

chmod +x LCD35-show
./LCD35-show

Note: this LCD won’t work after apt-get upgrade, in such cases, please edit the config.txt file in the SD card and remove this statement: dtoverlay=ads7846
3. After system rebooting, the RPi LCD is ready to use.

 
URLを右ボタンでコピーして、wget で両方をダウンロードしてみました。どちらを使うのか迷うところです。

$ wget http://www.waveshare.com/w/upload/4/4b/LCD-show-161112.tar.gz
$ wget http://www.waveshare.com/w/upload/0/00/LCD-show-170703.tar.gz
$ ls -al
-rw-r--r--  1 pi   pi   50692 12月 17  2016 LCD-show-161112.tar.gz
-rw-r--r--  1 pi   pi   53084  7月  4 16:21 LCD-show-170703.tar.gz

サイズ的には、それほど差が無いように思えますが、最新についてはインストール時にネットワークに接続されている必要があるように、追記があるのが少し気になります。

今回は最新を展開してインストールしてみます。

$ tar xvf LCD-show-170703.tar.gz
$ cd LCD-show/
$ chmod +x LCD35-show
$ ./LCD35-show

理由は不明ですが、xserver-xorg-input-evdev が新規にインストールされました。

 

勝手にリブートが行われ、画面としては小さな 3.5インチLCDをモニタとして起動されます。
説明に書かれている画面の回転を 270度回転させると、本体を縦長に縦た形状になり、USBコネクタや、有線LANのコネクタが上向きに出る構成で表示されます。
 
設定を変更する度にリブートされます。立上げ時のバナーについても問題なく LCD から表示されるようです。
タッチスクリーンについても問題なく反応しているようで、メニューからシャットダウンのダイアログを開くこともできています。

展開したモジュールのディレクトリで、./LCD35-show コマンドを実行すると設定ファイルが上書きされてリブート後に表示が LCD に切り替わります。

$ ./LCD35-show

LCDモニタの表示は 90度づつ向きを変えられるようです。ラズパイの USBポートと有線LANポートのある面を上にしての表示は、次のコマンドで縦長の配置になります。

$ cd LCD-show/
$ ./LCD35-show 270

ただ小さすぎて実際の運用には適していないと思われます。

(再)ラズパイ3 のセットアップ(2-1)

  1. 何で再セットアップが必要なのかと進め方
  2. 日本語フォント、漢字変換パッケージの導入について
  3. 初期設定には必需品となる HDMIモニタ、USBマウス、USBキーボード
  4. キーボードは、標準を選択しないと 記号 や [半角/全角]キー が使えない

1年前にセットアップして利用していたラズパイ3が、勝手にシステムアップデートしたらしく、動作不能になったため、仕方なく最新のraspbianを使用して、新規セットアップを始めました。
20160819_153845-240x427画面はラズパイ3が発売した直後(1年前)のraspbianシステムで、購入した3.5インチLCDディスプレイにデスクトップが表示されているものです。
現バージョンでは異なったデスクトップ画面になっていますが、同様なLCDディスプレイへの切り替えは、ある程度修復の設定が完了してから、取り掛かろうと考えています。
実は1度 microSD に最新の raspbian をセットアップして起動したのですが、以前と画面や振る舞い方が大きく異なっていました。過去に何度かインストール作業はしているのですが、あまりに変化が大きくて過去の経験が全く活かせず、日本語フォントを入れる前に日本語化してしまい、キーボードの選択も誤っていたようです。
パスワードを変更したら、リモートからの sshでの認証でログイン出来ない状況になってしまいました。さらにデスクトップの文字表示も化けた状態で、四角い豆腐が並んだような表示になってしまいました。
そんな訳で直すのも面倒なため、考えなくて済む 2度目のインストールを行いました。立上げ後の設定では、日本語フォントとして IPA系のフォントと漢字変換用パッケージを追加しました。

  • fonts-ipafont
  • fonts-ipaexfont
  • ibus-mozc
  • im-config

初期設定で、キーボードマウス及びモニタは、必需品のようなので繋いでいます。タイムゾーンや日本語の環境、キーボードの選択は、デスクトップからメニュー選択で簡単に変更できるように改善されています。リモートからの ssh が問題なく利用できるようになってから初期必需品のキーボード、マウス、モニタを外そうと思います。使わなくても当面の間は繋いだままにしておきます。
キーボード選択は、日本語の先頭にある標準を選べば問題ないようです。選択したものによっては通常の文字では問題が無いように見えて、漢字変換の起動に利用する [半角/全角] キーが使えなかったりします。
その設定項目の中に、インターフェースに関するオプション選択があります。 SPI や I2C、ssh 等の利用の選択が出来ます。


最低限の設定としては、ネット共有ディスクバックアップサーバーメール通知の設定ですね、その辺りから進めようと思っています。
20160819_134639_Burst01-320x18020160819_134655-320x180

勝手に壊される raspbian

Raspberry pi は、Linuxシステムが壊れてしまう不安定なシステムとの認識を発売当初から持っています。最近では一般にSDとの相性問題と言われているような、SDに問題が有りそうだとのメーカー名と製品をリストにした情報が公開されています。
当初は問題を切り分けできる情報も少なく、ある程度実用になる設定を施した頃になると、必ず水を挿すようにシステム障害になっていて、再びやり直しとなって時間ばっかり掛かるだけで使えませんでした。
そんなわけで、Raspberry pi は、ブートの初期には必ず SD や microSD を必要とするので、その後にマウントされるルートシステム以降の処理をUSBハードディスクに移行する方法で安定したシステムとして稼働させていました。
ルートシステムをハードディスクに移行してからは、Raspberry pi 1 B+ や Rasberry pi 2 B を純粋なサーバーとして利用していましたが、特に問題なく稼働していて、時々手動でシステムの update を実行していました。
でも何故か壊れる Raspberry pi 3 B です。こちらはデスクトップ環境で構築していて、特には利用していませんでしたが、付属として3.5インチLCDディスプレイとタッチパネルが装着されています。そして家屋内の共有ディスクとして利用して、データのバックアップシステムとしても利用していた重要なシステムでした。
問題のシステムが動作不能になったのは、ハードディスク障害等の明確なものを除くと、設置から今までの1年足らずで大きく数えて 2回あります。2回共に自動でシステム更新されたらしく、sshでネットログインが出来ず、再起動しても期待した立上げが行われませんでした。
ただし、1度目は大きく変更されていたわけではないようで、ルートファイルシステムとしてのUSBディスクが無効に変更されていたのが 原因で、ほぼその修正だけで立上げが行えました。ただし、デスクトップ画面は別物として一新して見た目は大きく変わっていました。
2度目の今回は、システムが勝手に大きく更新されているようで、前回のように簡単に修復が出来ませんでした。Raspberry pi は、頻繁にシステム構成が変わっているようなので、安定稼働を期待するサーバーの運用には向いていないのかと思ってしまいます。
何故か時々壊れる(壊される?) Raspberry pi 3 ですが、正常に運用していたシステムが動作不能になると、今までに色々とインストールしているモジュールやら設定が問題になります。
微かな期待として、何とかリカバリして上手く復旧が出来て、そのまま利用の継続ができればベストなのですが、今回はping での反応はしていたものの ssh 接続は出来ず、共有ディスクとしてのサービスも機能してなくて、ログ情報を定期的にメールとして送る機能も動作していませんでした。
電源OFF/ONによる再起動を試みたのですが、正常に立上がらないようで、仕方なくモニタ用にテレビをHDMI接続し、キーボードとマウスを繋いでの復旧を試みたのですが、見慣れない画面が出るだけで、Linuxで一般的な立上げバナーも皆無です。システムが大きく変更になったようでした。
ここまでの状況からは、システムの再インストールが必要な状況のようですが、そこで同じ程度の環境に戻すには、色々なモジュールのインストールや設定を再び施す必要があります。システムが正常に動作しているなら、dpkg -l のコマンドでインストールされたモジュールのリストが出るようです。しかし、再インストールしたら以前の情報は消去してしまいます。
立上げ不能のルートシステムを、別に立上げできる正常なシステムを利用して、そこに繋いで残された情報から調べる以外に無く、操作方法をネットの情報から調べ、 apt-get で操作した場合に残されるログから、インストール時に記録された情報を抽出することにします。
記録ファイルは、/var/log/dpkg…. で始まるファイル名で残されているようです。過去のものは圧縮されているようです。
/var/log/dpkg.log
/var/log/dpkg.log.1
/var/log/dpkg.log.xx.gz  … xx 部分が数字の圧縮ファイル
ざっとログ内容を見てみると、インストールしたモジュール名の抽出には、 grep -e  ‘ install ‘ が有効と思われます。指定する文字列は、 ‘install’ の両端を半角の空白で挟んで指定します。
再インストールと修復では、地道に稼働していた状態の最後の dpkg.log から突き合わせて元の状態に近づけようと考えてます。
まずは、ラズパイ3 の再インストールから作業を始めます。なんと1年前にも同様の書き込みがありました。

焼き芋

今は梅雨空の雨も少ない中、蒸し暑く周辺は既に真夏です。そんな中で九州や西日本では想像を絶する被害のニュースが連日流れて来ています。あまりの境遇の違いに何か申し訳なく感じてしまう今日この頃です。
ニュースで伝えられる内容は、自然災害なので、私が何かできるわけでもなく、そんな中で取り上げる焼き芋の話題に少し不謹慎だと感じるのも仕方ありませんね。書き始めてから放置されて数ヶ月が経過してしまったため纏めようと思います。
冬になると店前に生のサツマイモが並んでいるのを目にする機会が増えますよね。真夏の今取り上げるテーマでもない気がしますが、実は数日前に寄った店内で太くて大きな紅はるかが置かれていて、それを焼き芋にしました。
焼き芋との出合いは、幼少の頃住んでいた長屋で、向かいの長屋には八百屋さんがあり、焼き芋の壺が置かれていました。それと裏庭で近所の子供達と焚き火をしながら作ったのが最初だろうと思います。
焼き芋は好きだったのですが、焚き火をする機会もなくなって、売られていても値段が高いので、小学生・中学生と次第に遠のき、最近までの生涯数十年で食べたのは数える程度しかありません。そんなわけで、芳ばしい匂いだけで、気になっても購入までは至らずに食べることのなくなった食べ物の1つでした。
それが何で焼き芋を作るようになったのかの切っ掛けは忘れましたが、昨年の冬頃から何度も作っていて、自分でも不思議なくらいです。表面が焦げて芳ばしい香りで、中がとろけるようなねっとりとした焼き芋は、正に絶品です。
焼き芋に興味を持ってからネットで調べたのですが、適した品種には数種が挙げられていました。

  • 「紅あずま」 全国の焼き芋屋さんが使用している元祖なんだとか
  • 「鳴門金時」 冬は群馬藤岡駅の通りのセブンに何故か置かれている品種
  • 「安納芋」 しっとり系の焼き芋ブームの火付け役の品種なんだとか
  • 「紅はるか」 ”安納芋よりはるかに甘い”からの命名らしい、…裏付けはありませんが…
  • 「種子島紫芋」 赤ワインと同じ成分のポリフェノールを含むらしい
  • 「シルクスイート」 普通のさつまいもよりも甘くて安納芋よりも甘くなく繊維が少ない

他にも挙げられている品種は存在するようですが、関東の私の周辺ではこんな感じでしょうか。ネットには画像も沢山載せられているので、気になる方は検索してみてください。
焼き芋にハマってからの数カ月で、それ以前の生涯に食べた回数を上回っているのではないかと思うほど一気に作っています。もちろん作ったら自分で食べることもありますが、あまり多くは食べません。自分で食べるのはどちらかと言うと味見程度で、妻や妻の母親が旨いとす。
フライパンに収まる数本をまとめて焼くので、ほとんど一度では食べきれないため、残りはラップして冷蔵庫に入ったまま寝かされます。昔の焼き芋は暖かくてホクホクしたイメージがありましたが、冷えてねっとりとした甘い焼き芋も、昔からの焼き芋とは別なスイーツとして旨いです。
それでは焼き芋を作る私の方法についての説明です。いつも26cmのフライパンと耐熱ガラスの蓋を利用して、都市ガスのガスレンジで単純に焼いてます。サツマイモの量が少なく小さい場合は、20cmのフライパンを例外的に使うこともありました。
今回購入した紅はるかは、1本ずつ単体(税抜き100円)で売られるような太くて大きなものでした。フライパンに収まる程度の短いものを選択しましたが、太さは直径10cmを越えるような物で、フライパンに入れたら蓋が少し浮き上がった状態でした。
焼く方法は実に単純で、ただガスで下から炙って焼くだけです。そうは言っても太いと下からの熱では中まで熱くなるのに時間がかかるので、少しだけ水を入れて蒸発するまでの数分間で芋全体に熱を行き渡らせます。そして下になった一部だけが焦げてしまうので、時々転がして下になる位置をずらします。
たったのこれだけのことですが、ガスレンジは温度が高くなって空だきに近くなると、センサーが働き勝手に火力を下げますので、加工されているフライパンの表面を傷めることもなく、摂氏100度を越える高温で、こんがりねっとりと焼き芋が焼きあがります。
生のサツマイモは、カビが発生しないようにだと思いますが、硬くて乾燥したような状態で売られています。それを時間を掛けて高温で炙っていると、サツマイモの種類にもよるのでしょうけど、砂糖が炭素と水に分解されて茶色から黒に変化するように、細い根が出ていたような表面の少し窪んだ場所から、水蒸気や液体が吹き出ているような状況になります。品種にもよると思いますが、透明で粘度のある液体が流れ出てくる場合もあります。
焼き上げる時間ですが、今回はすごく太い芋だったので、中心まで高温が長く続くように、長めの1時間20分程度焼いていました。ある程度は長く火を通した方が旨く焼けると思いますが、あまり細い芋だと逆に水分が抜け過ぎて、痩せ細ってミイラのようになってしまうかもしれないですね。
以上で、真夏のテーマとしてはふさわしくない焼き芋についてでした。

自分の事ではないですが

四国お遍路旅に出掛けていた「群馬のじゆうじん」さんが帰宅したようです。
帰ったのは夜中だったのかな、まだ前を通ってないので車を見ていませんが、スケジュールより早目の帰宅のようです。
何れにしても達成を祝福したいと思います。
直接話を聞くのが楽しみですね。

スズメ

昔は身近に居たような野鳥のスズメですが、最近目にする機会がめっきり減っているような気がします。
家の様式が大きく変わっているのも一因でしょうが、それだけではなくて個体数が減っているのかと思っていました。
時々は数羽のスズメを庭先で見たり、換気扇の中に入り込んでいたりもしましたが、でも鳴き声が少ないと感じていました。
たまたま機会があって、刈り取った田の近くを早朝に歩いたのですが、スズメの大群が全体で統制が取れた動きで一斉に移動しながら集まっています。
どのくらいの数なのだろうと気になって、10羽を確認するとほんの一点の小さな範囲でしかなく、同じイメージで範囲を広げて20羽 50羽…と、倍で100羽です。全体数のイメージでは400羽とか500羽の数が集まっている様な気がしました。
あまり意識していなかったのですが、昔とはスズメのイメージが変わりますね、居るところには居るのがわかりました。こんなに集まっていて餌とかの問題はないのかな、分けあいながら集団生活しているのでしょうか。
こんなに大きな集団で集まっていて、何を食べて何処に住んでいるのか気になってしまいます。
田舎のスズメは昔から野生の普通のスズメなので、スズメから人に近づくことはなく、人が寄っても逃げていく昔からの習性のまま変化がなくて、それが何となく安心していられるのですが、昔仕事で木場に通っていた時期があって、そこでのスズメは違っていました。
昼飯は近くの飲食店で済ませていましたが、飽きるので天気の良い日に時々弁当を買って木場公園のベンチに行き、日向ぼっこしながら食べることがありましたが、スズメが近くに来て食べたそうに見ているのです。
ちょっと離れた場所にご飯を少し分けてやると食べるのです。都会のスズメは随分人馴れしているなと思いました。まるで鳩のようです。
それだけなら驚くこともありませんが、手の届く位の近くに寄ってきて催促されたのには驚きました。都会のスズメは学習していて賢いのだと感心したことがありました。
スズメを見ると思い出す懐かしい記憶です。

ブログの書き掛けが途中になったまま

このブログもサーバーを移行しようと思い始めて、クローンを生成してWordPressの学習を試みていますが、簡単だと思いきや次に繰り返すと再現性がなく、リンクがずたずたに切れまくり何か勘違いか見落としをしているらしく、完結する前に別なことが頭をもたげて作業凍結になってしまっています。
私が以前から公開しているWeb写真も、最近言われているHTML5とCSS3の方式に変革したいとの考えも持っていますがいつになることやら、でもその中で推奨されているような一部の操作性はすでに先取りしているように組み込んでいるのがせめてもの救いでしょうか。
別な課題で、築24年を過ぎた家屋と併設したシャッター付きのオートバイ置き場、今は単なるチャリンコ置き場兼汚れたものを置く倉庫に変貌しているわけですが、これの表面塗装が劣化して粉を吹き錆も出ていました。象が乗っても壊れないと宣伝していたイナバ物置です。
隣の家にも入らせて頂きまして、屋根や外装を再塗装して、中に置かれているものを移動しながら内装の錆を補修して内部も塗り終えました。もともと気になっていた床のコンクリートも欲が出て、透明なシーラーを塗り床用水性塗料で塗装しました。
汚れか埃かわからないようなくすんだ床が明るくなり、汚れや塵も気になるくらいになってくると更に欲が出てきて、天井や内壁に断熱材を入れたいと考えるようになりました。ネットで検索すると色々な人が色々な方法で自分に合わせて改良しているようです。
以前オートバイを持っていた頃に実現できていれば中に置かれたものが錆びたり傷むことも少なかっただろうと思っています。雨で隙間から水滴が侵入して、急激な温度変化で内壁に露が付いて、換気も悪く湿度が高くなるらしく、逆に外に置かれているものより錆が進むように感じていました。
内壁に断熱材をどのように置くのかネットの情報を頼りにして色々と悩みました。最近はイナバ物置も改良されているのか詳しくはないのですが、私のは窓も換気もありませんのでこれを機会にファンを取り付けるように大きな穴を開けようと考えていて、すでに排気ファン等は手に入れてあります。
30×40mmの角材を多量に購入して、内壁に9mm厚のベニア板を貼るように木工細工を開始しています。断熱材にはスタイロフォーム25mm厚を使用する人が多いので、私もそれにならいました。久々の木工細工でかれこれ50年近く経つような気がします。当然切り刻むノミとノコギリを新調しました。
物置に固定する方法ですが、ネット上には直接穴を開けて錆びるのが気になると書かれている人もおられますが、私の場合は錆の補修で内装に至ったわけで、気にすることもなく角材をネジ止めで固定しています。
一般的に板や角材は長さが 1820、910、455mmを基準に大きさが決められているようで、できるだけ切り刻むのを避けようとして意識して考えていたのですが、イナバの物置には中央に頑丈な補強の部分があって分断するような構造になっています。当然考慮していたのですが、いざベニア板を貼ろうと合わせてみて間違いに気づいてしまいました。
考慮していたつもりなのにベニア版の910mm幅の位置から、角材の柱が25mm程ずれていることがわかりました。ノミで縦横の角材が交差する場所を全て加工した後なので、また材料を買い直して再びノミを使う気にもならなくて、横に短く切った角材を沿わせてベニア板を貼ることにしました。こんな単純な過ちを犯すなんて老いて頭が回らなくなってきているからでしょうか。悲しいですね。
暮れから正月に掛けてはしばらく木工が続くと思われます。
もう少しで内壁は完成しますが、天井はどのように行うのか今も検討中です。

秩父夜祭に少しだけ

秩父夜祭は、曜日に関係なく 12月2日と3日に決まっています。過去には土日にできないのかとの要求が出されたこともあるらしいのですが、神事なので観光客に媚を売る必要はないとの方針が貫かれているようです。
今年の祭りは3日土曜日に重なってしまった別のイベントの関係で、2日の宵宮の昼間だけになりました。過去を振り返っても友人の新築のイベントが重なった時以外は、ほぼ毎年2日間行っていたように記憶しています。
祭りは1年経てば回ってくるので、今年の分も来年に賭けましょう。そこで来年の曜日を確認したら、なんと奇跡のように土日にピッタリ重なっているではないですか。今年重なって行けなくなった妻の友人達の山岳会イベントを来年は秩父夜祭見学に向けることになれば問題ないのかと思います。
今年も残りが少なくなってしまいました。今年は遠出ができなかったけど、青木ヶ原樹海を少しだけ歩いたり、芳ヶ平湿原までも歩けたので十分です。

築24年、色々な所に問題が出ています

我が家も今の場所に移ってから、24年くらい経過したと思われます。みなさんは住まいのことでの問題はありませんか。
家の外壁や屋根の塗装は、過去に何度か業者に対応していただいたのですが、中にはちょっと技術的に問題だった業者もいました。でも直近の業者は、すでに塗装から数年経過しますが特に問題なく推移していますので、こちらについてはひと安心しています。
住まいとは別に、脇に独立した建造物としてシャッター付きの物置があるのですが、当初はオートバイを入れるために奮発して立てました。そのオートバイを維持するためのお金も時間も無かった厳しい時代を経験して、今ではただの自転車置き場になっています。
実際には自転車だけでなく、色々な物を保管する物置なので無いと不便なのですが、でも家を建ててからあまり時間を置かずに作った物置なので、塗装の表面は白く粉を吹き、屋根の外側や内側、側面の外壁や内側等にも赤茶けた錆色が目立つようになっています。実は数年前から気になっていて、まとまった時間の取れる時に塗らなければと思いながら、最近販売されている油性、水性の塗料をネットの情報で調べていたのですが、でもなかなか思いきれずに時間のみ経過していました。
痺れを切らした妻からの煽りもあって、今は仕事を離れている良い機会なのでと重い腰を上げました。一般的には錆を落として塗るのが基本で、錆止め塗料と呼ばれる分野の塗料もありますが、Q&Aを見ると錆を取り除いてから塗るのだと書かれています。
その後も色々と調べました。メーカーはアサヒペンですが、中には油性サビ鉄用と呼ばれる分野の塗料もあって、これは錆の上から塗ることができるとメーカーが推奨していますが、赤錆色とか暗緑色の製品しかないようです。でも別の分野の製品なのかな? カラーサビ鉄用と呼ばれる分野の塗料が存在していて、白やアイボリー、グレー、ライトグリーンと明るい色もあるようです。

カラーサビ鉄用

サビの上からそのまま塗れる、上塗り兼用サビ止め塗料

特長
●特殊防錆剤の配合により、サビを落とさずにサビの上から直接塗れます。
●サビ止めと上塗りが同時にできる、速乾性の一回塗り塗料なので、塗装時間を大幅に短縮します。
●シリコンアクリル樹脂が成分なので、耐候性に優れています。
●消防法上の非危険物

ポイント 特殊な強力防錆剤により、サビを落とさずサビ面に直接塗れ、しかも美しいツヤに仕上がる下塗り上塗り兼用の高性能シリコンアクリル樹脂塗料

用途
●鉄製の扉、フェンス、シャッター、パイプ、機械器具、農機具等のあらゆる鉄部、鉄製品の上塗り兼用サビ止め。

 
でも、私が手配したのは別の分野の製品なのかな、『アサヒペン – 油性高耐久アクリルトタン用 – 6KG – ニュークリーム【サビの上からそのまま塗れる】』 となっています。今ひとつ素人には製品系列がわかりづらい。これは最近発売された製品のようですね、多少毒性があって解け出したりするのでしょうか。注意として食品が直接触れない箇所と書かれているようです。

油性高耐久アクリルトタン用 New!

サビの上からそのまま塗れる塗料
プレミアムグレードのトタン用上塗り塗料

特長
●サビの上から直接塗れる、トタン用の高光沢塗料です。
●1回塗りで仕上がりますので作業性が抜群です。
●特殊強化防錆剤がサビの進行を抑え、長期間素材をサビから保護します。
●特殊アクリル樹脂の採用で耐候性が良好です。

ポイント 特殊強力防錆剤の配合により、サビの上から直接塗れ、耐候性に優れた高性能塗料。酸性雨・酸性雪・塩害に強い。特殊強力防錆剤配合

用途
●屋根、とい、ひさし、下見板、へいなどのトタン板、カラートタン、屋外の鉄部や木部

注意 食器などの直接食品等がれるような箇所や、常時水につかるところ、車のマフラーなど耐熱性が必要なところ、自動車・バイクの補修、床面、テーブルの天面には適しません。

 
外の物置なので、好き好んで舐めたりしないし、高耐久となっているので私の用途には最適なのかと思われます。
サビの上から直接塗れると言われても、やはりちょっと心配なので、以前車の塗装に傷が付いて錆びると塗っていたホルツの錆止め液を塗りたいと思いましたが、手持ちのものは残量も少なく蓋が固まって開かなかったのでカー用品店に探しに行きました。たしかホルツ サビチェンジャーと呼ばれていた製品で、このカー用品店で昔購入した記憶があるのですが見つかりませんでした。
しばらく探すと ソフト99 赤サビ転換防錆剤 が置かれていました。見た感じでは液体の色も粘度も同じようで、周囲に別のホルツ製品も見当たらないので、社名が変わったのか会社そのものが無くなったのかと思いました。帰ってから気になってネット検索するとホルツ サビチェンジャーは今でも存在するようでした。薬で言うところのジェネリックなのでしょうか…
サビの上から塗れるとしても、白い粉が吹いたままの傷んだ塗料にそのまま上塗りはできないと思い、表面の拭き取りを行いながら塗ることにしました。


少し古くなった家なので、他にも風呂場のジャロジー窓の開閉で回す取っ手が硬くなっていました。私は何の不便もなく開閉していましたが、妻が回すのが硬くて困難だと言って自分で直そうと努力していたようです。油を注したいと色々と触っていると、ハンドルセットのダイキャストと思われる本体のハンドル取り付け付近が割れてしまいました。
壊れてしまうと硬い以前に開閉も全くできません。ウ~ン参った、保守部品はあるのだろうか、経験がないので何をどうすれば良いのか全くわかりません。窓周辺を見回してもメーカーや型番がわかりません。似たようなジャロジー窓がトイレにも付いているのですが、そっちには窓自体の品名が書かれていました。しかし、形状を比較するとハンドルセットが異なるようです。
藁にもすがる気持ちでネットのハンドルセットやジャロジー窓(ルーバー窓)を調べていると 明治アルミ ジャロジー窓 修理用部品オペレーター ハンドルセット を見付けました。えっ…形状も固定するネジの間隔も数も同じように見える…でも 明治アルミ って知らないけど…???
調べると トーヨーサッシが見つかり、三和シャッターとかトステム、とか昔時々目にしていた会社名が見付かりましたが、現在は株式会社LIXIL となっているようです。初めて目にする社名で知りませんでしたが、色々調べていると交換部品はこれで間違いないと確信できました。部品としては税抜き 7,600円+税+送料が加わり少々高価ですが、背に腹は変えられないと購入手続きし、物は届いて交換しました。結果はスムーズな動きに戻り見た目も若返ったようです。なお、添付されていた交換方法の説明図には三和シャッターのロゴが書かれていました。
忘れる前にオペレーター ハンドルセットの品番を記述しておきます。 S6055R 色が白だと頭に W が付くのでしょうか、説明図には手書きで追記されているのが、WS-6055R となっていました。


次は何が壊れるのかヒヤヒヤです。明日以降も物置の塗装の続きをします。しばらくはこの作業が続くだろうと思っています。
青木ヶ原樹海を歩きたいのですが、少しの間お預けです。


昨日物置の塗装を行いました。まだ内装には手が回りませんが、屋根と側面は塗り終えました。これで一安心といったところです。妻は少しせっかちな性格を一部遺伝しているようで、風があるにもかかわらず煽られてしまい半分諦めて作業したのですが、重力に引かれて塗料が垂れるのは仕方がないことですが、風で垂れるというか、たなびくというか、風下には細かい粒子状に飛び散っていて、広い範囲に糸状の塗料や点状の塗料が付着していました。
蜘蛛が糸を出し風を利用して広い範囲に巣を作るのは時々目にしますが、塗料を染み込ませた刷毛から小さな玉が糸を引いて横に伸びていく様は、まるで沢山の蜘蛛が一斉に活動しているようでした。普段塗装なんて経験しない私としては悪夢を見ているようでした。その後の作業は気を使いながら進めましたが、でも風下の飛散は悲惨です。
塗るのも大変で時間が掛かりましたが、飛散した塗料の掃除の方が労力も時間も掛かり大変でした。遠くの細かい点を気にし出したら切りがないほど、広範囲に遠くまで付着しているので、ある程度で諦めました。数メートル離れた場所に置いた妻の車は無残なほどの細かい塗料に覆われていました。
エアーガンで塗装するなら周りに飛ぶのが想像できますが、刷毛塗りやローラー塗りで広い周囲に飛散することは想像していませんでした。今回は隣の家との境界にあるフェンスを取り外しての作業だったので短期間で済ませたい意向もあっての強硬でしたが、風の静かな時に塗装しないと二次被害が大きいという教訓です。
これから内側も塗らなければならないのですが、すでに置かれているものも多く、少しずつ中の物を移動しながら場所を確保して塗ることになると思います。…物を移動するならついでに床も塗装したいと考えてしまいます。